2017年7月20日木曜日

海外での経験で得られるもの【ゴシアカップ2017レポート】

英国遠征からゴシアカップへの変更背景

今回、初めてゴシアカップへ参加するためにスウェーデンへ来ています。
AFC立ち上げのころから、中学生のうちになんとか世界をしってもらう機会を作りたいと思っており、当初はイギリスへ行き、プレミアリーグを観戦したり、現地のチームと試合をしたりという企画を考えていました。
「本物に触れる」という企画コンセプトでした。

しかし、このゴシアカップというすばらしい大会の情報をJリーグスタッフからいただき、昨年春から調べたり、参加した方々にヒアリングしたりしてきて、この大会に参加することを決断しました。
保護者にも、数回、説明会を実施し、なぜこの大会にわざわざお金と時間をかけて参加しなければならないかを説明してきました。
すべての保護者が賛同してくれました。
参加費が当初の英国遠征企画よりも3〜4割安くすんでいる(約33万円 9泊11日)ことも、賛同を得られた理由の1つだと思っています。
この大会は、街をあげて、非常に多くのボランティアスタッフの力を得て運営されていたり、宿泊施設も夏休みで空いている学校施設を活用しているため、参加費が本当に低く抑えられています。




グラスルーツにおける国際交流がコンセプト

大会のコンセプトが、グラスルーツ(草の根レベル)における国際交流だからです。
今回の大会は、80ヵ国以上から、約1700チームが参加しているそうです。

チームは、以下の国のチームと対戦しています(4日目現在)。
勝ち進めば、また新たな国のチームと対戦できます。

  • スウェーデン
  • ノルウェイ
  • メキシコ
  • ドイツ

宿舎では、アメリカ・スウェーデン・ウクライナ・(ほか不明)のチームと同宿で、食事の時間や空いた時間には、会話したり、一緒にボールを蹴ったりしています。
サッカーが言語になっている毎日です。

真剣勝負を支えるレフェリングの質

当然、真剣勝負の大会です。国際試合ならではの激しいプレーが、年齢のカテゴリー関わらず展開されています。
しかし、レフェリーのレベルが非常に高い為、試合はしっかりとコントロールされ、危険なプレー等にはしっかりと注意が与えられたり、イエローカードがだされ、観ている立場としては安心して観ていられます。

本当に、不満のない状態で、選手達はサッカーと国際交流を楽しめています。
敢えて言うなら、寒いことくらいです。
日が陰り、風ふくと、長袖を着ていても寒くて手がかじかむくらいです。しかし、これも、サッカーをプレーする選手達にとってはちょうど良いのです。

オープニングセレモニーでは、Nations Paradeという貴重な経験もさせていただきました。

ヨーテボリの環境

また、角度を変えると、、、、、
スウェーデンは親日国なのだなあと感じています。会場で、街中でやたらと話しかけられます。日本語を勉強しているという学生からもなんどか日本語で話しかけられましたし、日本人だとわかると「こんにちわ」と声をかけてきてくれます。おそらく、この大会に今まで参加した日本チームが総じて大活躍しているから、この大会での日本チームのステイタスが高いこともあると思いますが、それにしても、暖かく迎えられていることを随所に感じます。
そして、街中もどこでも非常に安全です。
初海外の選手がほとんどですが、引率する側としても、この安全さは助かります。

以上のように、長い準備を経て参加していますが、来て良かったなあと毎日のように、ことある毎に実感しています。

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